2019年02月 |
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プロフィール
詩人名 |
: 理恵 |
詩人ID |
: Sakura1ie |
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これは詩ではない、詞である。28
2019/02/09(Sat)
ふわりと浮かんだ白い雲を見てた 気づいた君は少し肩を突っついた ノートのすみっこにめちゃくちゃな似顔絵 笑ってバレて怒られて二人目配せした 放課後 部活の音に紛れて履き替えた靴 一人で正門を潜る そんな時にも 教室の窓から 君の呼ぶ声を思い出すよ もう戻れはしないあの日を 胸の中に刻んで 2度目も3度目も桜が咲く頃は 教室の中が少し変わっただけだった 同じ屋根の下黒板に向かった 終わりのチャイムは君との時間の始まり いつでも隣にいること それが当たり前になってた 今年の桜はいつもと違う春の訪れ 胸に飾っている 花が笑いかけているよ もう戻れはしないこの道 踏み出した今日の日 教室の開け放した窓から 足早な春風が抜ける 終わりのチャイムが最後の校舎を包んでく またどこかで会おう 涙目の君が笑うから 僕ももう泣いたりはしない その日まで笑顔で 不明 春風
理恵
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