2016年02月 |
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プロフィール
詩人名 |
: 理恵 |
詩人ID |
: Sakura1ie |
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2016/02/11(Thu)
夜明け 気がつけば月は傾いて 白んでいく山際に 明日の気配がする 頭の真上は紺色で まだ星が煌めいている 誰かが夜明けは星がよく流れると 話していたのを思い出す ああ、確かにいま 星が2つ、流れていった 360度の水平線と地平線が 仄かに白を帯びていく 宇宙の真ん中にいるような感覚と 世界と繋がるような錯覚と 太陽が顔を出す前に 家へ帰ろう 誰も知らない景色の真ん中と 誰も知らない私の姿を 誰にも見られたくないから 海 海に憧れていた 空の青を映し出す 透明な澄んだ青 そんな心がほしかった その青に飛び込んだなら 私も透明になれるかしら そっと空気に溶け込んで 同じ青に染まれるかしら 打ち付ける青に退きながら 寄せては返すそれに憧れて 飲まれることに恐怖しながら 飲まれることに憧れて
理恵
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