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理恵の日記

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詩人名 : 理恵
詩人ID : Sakura1ie

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これは詩ではない、詞である。41
2020/09/26(Sat)

流星を見つけたのは春のことだった
お互いに家を抜け出して
同じ場所で出会った

あれから夏の風が吹いて
君のことを知った
年も家族も星が好きだってことも
この街からいなくなることも

色づいた木々を眺めながら君が言う
そっか もう そんな季節なんだね
お別れの時が来てしまうその前に
早く 答えを 出さなくちゃ


電車を一つ見送った帰りの道で
あの星を覚えている?
君は空を見上げた

頷き返してみたけれど
本当は覚えてないよ
君の笑顔を声を仕草をすべて
この目に焼き付けていたのだから

君は知ってるの?
悲しい星座の話
こんな思いは
打ち明けられないまま

色づいた木々が風に葉を乗せる頃
また そう 笑うんだ
君が夢を追って 僕の恋が果てるとも
それさえも希望なんだね

君の頬が色づく ふたり季節は移りゆく
そっか もう 目の前なんだね
お別れの時は 君にこう伝えておこう
その 笑顔の ままでいて





2020.9.30 maple

理恵

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